バイトに明け暮れていた大学生が東大院を目指した話

こちらのページも見てくださりありがとうございます.ここでは,プロフィールでは伝えきれなかった私の過去やブログを始めるに至った経緯などを雑に紹介していきたいと思います.結構長くなってしまいました,スイマセン.

学歴コンプとかそうじゃないとか

なんだかいきなりナーバスな見出しで申し訳ない.ですが,プロフィールに書いた通り私は一浪して早稲田に入っております.勘が良い方はお気づきのように,東大に二回落ちて早稲田大学に入学しております.今思えば人生で一番感情がなかった期間かもしれないです(笑)なかなかつらかった.それでも,入学してしまえば,過去のことなんて忘れて,少数ながらも心底分かり合える友人にも出会えたので,結果論で言えば文句なしにハッピーです.あの時多浪すればとか,もっと勉強してればとかいった後悔は今は全くないです.実際,あれが当時の自分の限界だったと思います.そういった点で,私は歴コンプといった言葉とは無縁の生活をしてきました.強がりではなくホントです(笑)早稲田大学は国立と比べると数倍の学生数を誇るため,いろいろと変わったヤツがいます.内部生,外部生,帰国子女,スポーツ組などなど.私もいろんな人と出会いましたが,先に述べた通り,一緒にアホできる友人と出会えたことはすごく大きいことでした.タイのスラム街に足を踏み入れてみたり,箱根の山頂で凍えながら車中泊したりと思い返せばほんとにバカなことばかりやっていましたが,そんな中で受験の苦い過去はどこか遠いものになっていったのでした.

とは言っても,どこか意識してしまう東大の存在.知名度ゆえによく耳にする『東大』というワード.やっぱり東大はすげぇなあ.はじめはその程度だったのですが,次第に再挑戦への思いは高まっていったのでした.そんなところから始まったのが,私の東大院試です.

まず何になりたかったのか

人生には大局的な夢と局所的な夢があると思いますが,ここでは後者の方について触れようと思います.理系文系,自分の向き不向きが見えてくる時期は,人によってバラバラだと思いますが,どうやら私は物心ついた時から理系だったみたいです.なんのためらいもなく理系の道を志し,実際,その選択は正解だったと思っています.それじゃあ,理系の何になりたかったのか.高校生くらいまでは,進級進学することだけが将来の夢につながると思い,何になるとか,何がしたいとか言ったことはそんな深く考えずに生きてきました.結局今になっても,今後数十年に及ぶ人生をどうやって生きていきたいのか,明確な答えは出せていません.ですが,小学生の時にDARPA Grand Challengeを見て以来,無人機というものに心を奪われております.無人機の強みは,人の立ち入れない場所でも侵入可能であること.当然といえば当然ですが,無人機の応用範囲は現在すごいスピードで広がっています.そんななかで,無人機が最も活躍するフィールドだといえるのが宇宙です.宇宙に人間が送り込んだものは,ローバーにせよランダーにせよオービターにせよほぼすべてが無人です.まだ人がいけない所に,人の代わりを送り込む.極限環境下において,無人機はどうあるべきなのか.そんな研究がしたい.そう思って,東京大学の航空宇宙工学専攻を受験するに至ったのでした.

完全に酒におぼれる

前の見出しとのギャップがひどいですね(笑).上で何やら志高そうなこと書いていますが,特に後半の部分に至っては大学三年あたりのことです.決して初めからそんな真面目に何の研究がしたいなんて考えていたわけではないのでご安心を.大学1,2年の時は受験から解き放たれた影響か,ひたすら遊び惚けていましたね.後ろでも書きますが,バイト終わったら深夜まで飲んで,寝て,起きて,飲む,みたいな生活でした.

授業<バイト

三年生で研究室に配属されるまでは授業よりもバイトの方ばっかり一生懸命頑張っていました.学校にいる時間よりバイトしている方が長い,みたいな.途中まではサークルもやっていましたが,それもやめてバイト一本の生活に.夜の12時くらいまで働いてそのあと飲みに行く,みたいな生活ずっと続いたので,授業なんて必要最低限しか行ってなかったです.GPAもだいぶ下がりました(笑).ここまでが三年の夏くらいまでの話.

決意

私立の学費は高いもので,年間160万くらいになります.しかし,高い学費からは思わず目をそむけたくなるものですが,わざわざ学費を払って学んだものが何もないという事実の方がよほど目を覆いたくなる惨状であって,このことには三年の頭あたりからうすうす気づいてました.これはいかん,何かしなければ.しかし何ができる?そんなときふと思いついたのが,外部進学だったのです.早稲田の学生(少なくとも私の学科)はほとんど推薦で大学院に上がってしまいます.メチャぬるい.エスカレーター方式で院に進んでも,志高く研究できる気もしなかったし,自分への刺激も含めて研究環境を変えたくなったというわけです.それに加え,このまま早稲田に残っても航空宇宙工学は学べないし,院試勉強が大学四年間の総復習になるかもしれない.ついでに,今まで遊び惚けてたことに対する罪滅ぼしにも.そうやって三年の夏,大学院は外部へ行こう,そう決意したのでした.

ブログ開設

その後,いろいろ大変でしたが,無事,東京大学航空宇宙工学専攻に合格することができました.希望の研究室に入ることもできて,今思い返せば何もかもがうまくいった受験でした.ふり返れば,院試勉強は確かに大学四年間の総復習になりましたし,結果的に大学四年間で最も濃い一年間を過ごすことができました.そして,この経験が進路を選ぶ際の参考になってもらえれば,と思いブログを開設した所存であります.院試の世界はなかなか狭く,予備校なんてものはほとんどないし,赤本だってありません.それに,東大のプリントセンターで過去問を売っていますが,解答は付いていません.そんななかで,どうやったら合格できるんだろうと絶望する人もいると思いますが,そんな人に向けて本ブログでは私が使ったものの中で特にオススメだと思った参考書や問題集を紹介していきます.院試を通じて気づいたのは,よい参考書に出会うことの重要さ.こればかりは自分で手に取って見ないと合う合わないあるので,何をもって良しとするかは難しい話なのですが,本ブログでは院試で高得点をとることに重きを置いています.参考にしてみてください.

最後になりましたが,ここまで読んでくださりありがとうございます.拙いブログですが,継続は力なりという言葉を信じて続けていこうと思います.今後ともよろしくお願いします.

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