皆さんこんにちは.マリンです.
今週は東京大学の航空宇宙工学専攻合格者(主に外部性向け)を対象にした研究室見学会に行ってきたのでその様子をお伝えしようかと.
東大の航空宇宙系の研究室は主に4つの拠点を持っています.
- 本郷キャンパス
- 駒場キャンパス
- 柏キャンパス
- JAXA 相模原キャンパス
そのうち私は本郷と相模原に行ってきました.
本郷には多種多様な研究室が在籍
本郷キャンパスといえば東京大学の一番のメインとなるキャンパスです.端から端まで歩くだけでも結構時間がかかります.その本郷キャンパスの工学部7号館に航空宇宙工学系の研究室が集まっていて,日々トップレベルの研究が行われています.
私の専門は制御系であり,実際東大進学後も制御の研究を行いたいと思っています.ということで3つの研究室に事前にアポをとって研究室を見学させていただきました.(本郷キャンパスの研究室見学はたとえ合格者でも教授に事前に連絡する必要があるので注意)
中須賀研究室
中須賀研究室では小型の人工衛星の研究を行っています.
目の前でほんとに衛星作ってて,知ってはいたもののびっくりしましたね.しかも1年強で衛星の開発から打ち上げを行ってしまうらしい.
近年は開発競争が激しいらしくこのくらいのペースが普通なのだとか.
いやー技術発展おそるべし.東京のど真ん中で人工衛星の開発運用ができる,それだけでもう魅力的でした.
土屋研究室
二つ目は飛行制御の研究を行っている土屋研究室.
研究室内にフライトシミュレーター(プレステとかのゲームとはワケが違うパイロット用のもの)があるというから驚き.
UAVの作成や制御なども行っていて学生から人気な研究室の一つだそう.
私自身の研究とおなじ分野の研究をしているのでとても興味が湧く研究室でした.
堀・矢入研究室
三つめは機械の知能化に関する研究を行う堀・矢入研究室.
制御工学に興味があるといったものの,それと同じくらい興味があるのが人工知能.
現時点で私の本命の研究室です.
航空宇宙工学における人工知能や機械学習はこれからますますホットな話題となると思うので注目です.
この研究室の研究内容で興味を持ったのは惑星のSLAMや特徴抽出.
宇宙開拓の中心 JAXA相模原キャンパス
最近話題のはやぶさ2をはじめとする数々の衛星の開発を行ってきた日本を宇宙開拓の中心となる場所.
そこへ見学に行ってきました.
自宅から電車を乗り継いで二時間ほどかけて到着.
見学希望者は会議室集合に集合するのですが,この会議室がまぁ立派なこと!
まるで大企業の重役会議が行われるような場所にあつまった合格者は9人ほど.
すくなっっ(笑)
話がそれますが,今年は内部生が3人しか落ちなかったらしいので外部生の合格者はかなり少ないようです.去年の外部合格者は7人でしたが今年はどうなんでしょうかね.
というわけでその立派な会議室にで各研究室の紹介をしていただきました.
相模原キャンパスにおける私の本命ははやぶさ2プロジェクトに携わっている川口研究室であり,全体の紹介の後個人的に研究室を訪問.
研究室の雰囲気は明るく皆さん楽しそうに研究生活を送っているという印象でした.
自宅からの通学時間を考慮に入れなければとても魅力を感じた研究室でした.
なにしろ院生として国家プロジェクトに携われるのは貴重なことですよね.
というわけでいくつか研究室を見学させいていただいたのですが,間違いなくどこの研究室に行っても充実した研究生活が送れそうというのが見学を通して思ったことです.さすが東大.
研究室の希望調査は10月の上旬に行われ,最終的に11月に指導教員が決まります.せっかく合格した東大ですからきっちり熟考して研究室志望を決めたいと思います.
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